こんにちは。
12月も中盤が過ぎあっという間に年末ですね。
私は基本的な移動が自転車のため、風の冷たさを体で感じております。
ただ晴れた日は空気が澄んで淀川を渡る時等は気分爽快です!
私は主な業務に検査の立会というものがあります。
中間検査や完了検査と種類があり、建物が適切に建築されているか
また完成した建物が確認申請の図面通りかどうか等チェックします。
お引渡し前の家の中を隅から隅まで確認し、小さな傷等も補修して
お客様のもとにお届けします。
年末年始を安心して新居で迎えていただく為の大切な作業です。
ところでタイトルの疑問ですが
気になったので調べてみたところ
年の瀬の瀬は浅瀬と同じ意味だそうで
「流れが速く、船で通るのが困難な場所」を指しているとの事。
由来としては、年末のたまった支払いを行う困難さを、川の瀬に例えて
表した語句のようです。
皆様もそろそろ仕事納め、大掃除をなさると思います。
たまった仕事も汚れも綺麗にして新年を迎えましょう。
作:日比
2015年12月の一覧
身近であまり知られていないもの
こんにちは。
今回は皆さんの回りに必ずあるものをご紹介いたします。
それは「せっこうボード」です。
せっこうボードは住宅の壁や天井の下地材として使用される材料です。
美術室にある彫刻に使われているせっこうを板状にしたものです。
皆さんのお部屋のクロスの1枚内側はほとんど全てこの石膏ボードが使われています。
また、店舗やオフィスビルではせっこうボードが仕上げとして使われている例もたくさんあります。
そもそもせっこうが建築資材として使われだしたのは紀元前7000年の古代エジプト
までさかのぼります。
あの有名なクフ王のピラミッドの石棺やクレオパトラのワインの杯等もせっこうだったそうです。
日本では大正の元年から工場生産が始まったそうです。
ちなみにせっこうボードは別名PB(プラスターボード)とも呼ばれます。
これは当時のせっこうボードの製法が、せっこうを泥状にしたものを流し込み
天日干ししていたことから
「塗りつける」を意味する「プラスター」に関連しているようです。
私も建築現場では見慣れていたせっこうボードがまさか紀元前の頃から
使われていたとは驚きました。
何千年も使われているということはそれだけ優れた材料ということですね!
作:日比